日本人がニュージーランドへ行く場合、ビザは必要?
日本のパスポートで短期観光、親族・友人訪問などを行う場合、通常は出発前にVisitor Visaを申請する必要はありません。日本はニュージーランド移民局が公表するビザ免除対象国に含まれており、渡航前にNZeTAを取得し、入国時の条件を満たすことで、到着時にVisa Waiver Visitor Visaが付与される可能性があります。
ただし、これは「何の手続きも不要」という意味ではありません。NZeTAは電子渡航認証であり、Visitor Visaそのものではありません。また、NZeTAを取得していても、ニュージーランドへの入国が保証されるわけではなく、到着時に入国許可の審査があります。
- ビザ免除:短期滞在のためのVisitor Visaを事前申請しなくてよい制度です。
- NZeTA:ビザ免除対象者などが渡航前に取得する電子渡航認証です。
- Visa Waiver Visitor Visa:条件を満たした旅行者に、ニュージーランド到着時に付与される訪問者ビザです。
- Visitor Visa:長期滞在やビザ免除の条件に当てはまらない場合などに、渡航前に申請する訪問者ビザです。
日本国籍者がビザ免除で滞在できる期間は、通常、1回の訪問につき最長3か月です。NZeTAを利用して訪問する場合、ニュージーランド国内での滞在は12か月のうち合計6か月までに制限されます。いったん出国して再入国しても、この合計滞在期間が自動的にリセットされるわけではありません。
短期旅行では「事前のVisitor Visa申請が原則不要」であっても、NZeTA、NZTD、パスポート、出国予定を示す書類などは別途必要になる場合があります。
ニュージーランドの観光ビザは必要?
日本のパスポートで3か月以内の観光、家族・友人訪問を予定している場合は、通常、事前のニュージーランド観光ビザ申請ではなく、NZeTAによる渡航が基本です。入国時には、訪問目的が一時的であること、滞在後に出国する予定があること、滞在費を賄えることなどを確認される場合があります。
一方、4か月の観光を予定している場合や、ビザ免除の要件を満たせない場合は、出発前にVisitor Visaを検討する必要があります。Visitor Visaの滞在可能期間や渡航条件は、個別に発給されるビザの内容によって異なります。
ニュージーランドのビザ申請が必要になるケース
ニュージーランドのビザ申請が必要になる代表例は、ビザ免除対象ではないパスポートで観光する場合、短期滞在の条件を超えて訪問する場合、現地で就労する場合、3か月を超えて留学する場合です。渡航目的に合わない資格で入国しようとすると、搭乗や入国を認められない可能性があります。
Visitor Visaなどの対象ビザは、原則としてImmigration Onlineを通じて申請します。NZeTAの取得手順、費用、処理時間、訂正方法は別途NZeTAの案内で確認するのが適切です。
ニュージーランドの入国条件と必要書類
ニュージーランド入国条件は、国籍、パスポート、渡航目的、滞在期間、航空機か船舶かといった旅程によって変わります。日本から短期旅行をする場合でも、次の準備を出発前に確認してください。
- 有効なパスポート:原則として、ニュージーランド出国予定日から3か月以上有効であることが求められます。
- 適切な渡航資格:NZeTAまたは目的に合ったビザが必要です。NZeTAの情報と旅券情報は一致していなければなりません。
- 出国または第三国への航空券:滞在終了後に出国する予定を示す書類を求められることがあります。
- 滞在費の証明:銀行残高など、滞在中の生活費と出国費用を賄えることを示すよう求められる場合があります。
- New Zealand Traveller Declaration(NZTD):旅行、税関、入国、バイオセキュリティに関する申告です。NZeTAとは別の手続きです。
- 健康状態・素行に関する条件:健康状態や犯罪歴、過去の強制送還歴などについて、入国に必要な条件を満たす必要があります。また、申告した渡航目的が実際の旅行内容と一致していることも重要です。
NZTDでは、食品、動植物製品、アウトドア用品などを含む持込品の申告も重要です。ニュージーランドはバイオセキュリティ管理が厳しいため、申告が必要か迷う物品は正直に申告することが大切です。
ニュージーランド渡航に必要なビザ・渡航認証一覧
| 渡航のケース | 一般的に必要な手続き |
|---|---|
| 日本のパスポートで2週間の観光 | NZeTA |
| 日本のパスポートで4か月の観光 | Visitor Visa |
| ビザ免除対象外のパスポートで観光 | Visitor Visa |
| ニュージーランドの企業で働く | 適切な就労ビザ |
| 3か月を超える留学 | Student Visa |
| ワーキングホリデー | Working Holiday Visa(対象者のみ) |
| オークランドで国際線を乗り継ぐ | パスポートと旅程によって異なる |
| オーストラリア国籍で渡航 | 原則としてNZeTA・事前ビザ不要 |
この表は一般的な目安です。実際に必要なニュージーランド入国ビザや渡航認証は、使用するパスポート、滞在目的、過去の渡航・在留状況、旅程によって変わるため、個別に確認してください。
民間の有料サポートサービスです。公的機関で直接手続きすることもできます。
ニュージーランドの学生ビザはいつ必要?
Visitor Visaまたはビザ免除による訪問者として認められる範囲では、原則として12か月のうち合計3か月まで学ぶことができます。3か月を超えるフルタイムの留学を予定している場合は、通常、Student Visaが必要です。
学生ビザ、ワーキングホリデービザ、就労ビザは目的が異なります。学校で学ぶことが主な目的なら学生ビザ、ニュージーランドで働くことが目的なら就労資格、対象年齢・国籍などの条件を満たして休暇と就労を組み合わせるならWorking Holiday Visaを検討します。
海外向けの仕事をリモートで行う場合
訪問者として滞在中でも、ニュージーランド国外にある雇用主または顧客のためにリモートワークを行える場合があります。ただし、ニュージーランドの雇用主のために働くこと、ニュージーランド国内の個人・企業に商品やサービスを提供すること、現地にいることが必要な業務を行うことは、この扱いには含まれません。
リモートワークを予定していても、滞在目的や仕事内容によっては適切な就労ビザが必要になる可能性があります。税務上の扱いも別に確認が必要です。
オークランドでの乗り継ぎ
国際線の乗り継ぎを、ニュージーランドに入国せずに行えるのはオークランド国際空港です。乗り継ぎ旅客として扱われるには、空港の国際線トランジットエリア内にとどまり、滞在は24時間以内でなければなりません。
日本のパスポートでオークランドを乗り継ぐ場合も、旅程によってNZeTAが必要になることがあります。ビザ免除・トランジット免除の対象ではないパスポートではTransit Visaが必要になる場合があります。厳密に国際線トランジットエリアにとどまる乗り継ぎ旅客は、NZTDを提出する必要はありません。
クルーズ船での入国
クルーズ船または貨物船の乗客としてニュージーランドへ到着する場合、有効なニュージーランドのビザを持っていなければ、原則として出港前にNZeTAが必要です。航空機でニュージーランドへ到着してからクルーズ船に乗船する場合は、使用するパスポートに応じて、NZeTAまたは事前ビザを取得して入国する必要があります。
オーストラリア国籍・永住者の場合
オーストラリア国籍者は、通常、ニュージーランド渡航前のビザ申請やNZeTA取得を必要としません。到着時には、条件を満たせばAustralian Resident Visaが付与されます。
一方、オーストラリアの永住者はオーストラリア国籍者とは扱いが異なり、通常は渡航前にNZeTAが必要です。オーストラリアの一時滞在ビザを持つだけの場合は、別途ビザが必要になることがあります。
出発前に確認したいポイント
- 渡航に使うパスポートが日本国旅券か、別の国・地域の旅券か。
- 観光、留学、就労、クルーズ、乗り継ぎのどれが主な渡航目的か。
- 滞在が3か月を超えないか、また過去12か月のニュージーランド滞在日数が合計6か月を超えないか。
- NZeTAまたはビザの旅券番号・氏名などが、実際に使うパスポートと一致しているか。
- NZTD、出国便、資金証明、持込品の申告について準備できているか。
国籍のほか、使用する旅券、渡航日、滞在日数、乗り継ぎの有無によって必要な手続きは変わります。Go2entryで、実際に使用するパスポートと旅程に応じた入国手続きを確認してください。
