日本国籍者はカナダ入国にビザが必要?
日本の有効なパスポートを使い、観光、親族・友人訪問、短期の商用訪問などでカナダへ渡航する場合、日本はビザ免除対象国です。通常の短期訪問では、訪問者ビザ(Temporary Resident Visa)は必要ありません。
ただし、飛行機でカナダへ入国する、またはカナダの空港で乗り継ぐ場合は、搭乗前にeTAが必要です。eTAは電子渡航認証であり、パスポートに貼付される訪問者ビザとは異なります。
日本国籍者に必要な手続きは、パスポートだけでは決まりません。利用するパスポート、渡航方法、滞在目的、カナダでの予定によって確認事項が変わります。
eTAと訪問者ビザの違い
eTAは、ビザ免除対象国の人が空路でカナダへ向かう際に必要となる電子渡航認証です。日本の通常のパスポート所持者が短期訪問で飛行機を利用する場合は、原則としてeTAの対象です。
一方、訪問者ビザは、カナダ政府がビザを求める国籍・渡航文書の所持者に必要となる入国書類です。eTAと訪問者ビザは同じものではなく、通常はどちらか一方を確認します。
eTAの申請フォーム、入力項目、申請時の注意点は、このページでは扱いません。eTAが必要な場合は、カナダeTAの申請方法を解説した専用ガイドで手順を確認してください。
渡航方法別:eTAが必要になる場合
- 飛行機で到着・空港で乗り継ぎ:日本のパスポート所持者は、通常、有効なパスポートとeTAが必要です。訪問者ビザは通常不要です。
- 車・バス・鉄道で入国:日本国籍者は、通常、eTAは不要です。有効なパスポートなど、入国審査に必要な書類を携行してください。
- 船・クルーズ船で到着:通常、eTAは不要です。ただし、サンピエール島・ミクロン島からクルーズ船以外の船でカナダへ向かう場合は例外となり、eTAが必要です。
たとえば、東京からバンクーバーへ飛ぶ場合はeTAの確認が必要です。米国からレンタカーで国境を越えてカナダへ入る場合は、同じ日本のパスポートでも通常はeTAを求められません。
民間の有料サポートサービスです。公的機関で直接手続きすることもできます。
カナダのビザ申請が必要になるのはどんな場合?
日本の通常のパスポートで短期訪問をする人は、一般に訪問者ビザの対象ではありません。ただし、日本在住でも、実際に使用する渡航文書が日本の通常旅券ではない場合や、無国籍者用・難民用の渡航文書を使用する場合は、訪問者ビザが必要になることがあります。
また、渡航目的が観光や短期商用訪問の範囲を超えるときは、eTAや訪問者ビザとは別に、就労許可証または就学許可証が必要になる可能性があります。一般に、6か月を超える就学には就学許可証が必要です。カナダで働く予定がある場合も、就労許可が必要かを事前に確認してください。
日本のようなビザ免除対象国の人が、カナダ国外から最初の就労許可証または就学許可証を申請して承認された場合、空路渡航用のeTAが許可証とあわせて発行されることがあります。個別の渡航条件は、許可証の種類や申請状況で異なります。
渡航前に準備したい主な書類
eTAやビザの有無だけで入国が保証されるわけではありません。カナダ到着時には、国境審査官が入国条件を満たしているかを確認します。
- 有効なパスポート:飛行機を利用する場合は、eTAの対象となるパスポートと同じものを携行します。
- 渡航目的を説明できる資料:滞在先、訪問予定、会議・商談などの目的に応じた資料が役立つことがあります。
- 滞在費と帰国・出国に関する説明資料:滞在日数や宿泊形態に応じ、十分な資金や帰国予定を示せるように準備します。
- 就労・就学を予定する場合の承認書類:該当する許可証の承認レターなど、渡航目的に応じた書類を確認します。
商用で訪問する場合は、所属先からの説明書、カナダ側の招待状、契約や会議に関する資料などが必要になることがあります。求められる書類は旅行内容によって異なるため、すべての旅行者に同じ書類が必要とは限りません。
見落としやすいケース
カナダ国籍も持つ場合
カナダとの二重国籍者は、eTAを利用するのではなく、原則として有効なカナダ旅券で空路渡航します。日本旅券だけで判断せず、国籍状況を確認してください。
カナダの永住者の場合
カナダの永住者はeTAや訪問者ビザの対象ではありません。航空機で渡航する場合を含め、永住者カードまたは永住者渡航文書など、永住者として必要な書類を確認します。
カナダでの乗り継ぎ
日本のパスポートでカナダの空港を経由する場合も、通常はeTAが必要です。最終目的地がカナダ以外でも、空港での乗り継ぎ条件を出発前に確認しましょう。
自分の条件で確認する方法
「日本在住」かどうかではなく、どのパスポートを使うか、空路か陸路・海路か、乗り継ぎの有無、滞在目的が何かで必要書類は変わります。家族旅行でも、使用するパスポートや在留資格が異なれば、必要な手続きが同一とは限りません。
Go2entryの無料シミュレーターで、使用予定のパスポート、渡航方法、目的、日程に応じて、該当する入国手続きを確認してください。
