台湾入国カード(TWAC)とは
台湾入国カードは、正式名称を Taiwan Arrival Card(TWAC)というオンライン入国登録です。対象者は、台湾到着前に旅行者情報と滞在予定を申告します。以前の紙の入国カードはオンライン方式に移行しており、入国審査を受ける前にTWACを完了しておくことが必要です。
TWACはビザそのものではありません。ビザの要否や入国条件と、到着前の入国登録は別の確認事項です。
台湾旅行でビザが必要か、ビザ免除の条件や入国時に必要な書類を確認したい方は、日本人向けの台湾ビザ・入国条件ガイドもご覧ください。
誰が台湾オンライン入国カードを登録する必要がありますか?
一般に、居留資格のない外国籍旅行者はTWACの対象です。観光などの短期訪問で日本のパスポートを使用して台湾へ入国する旅行者も、通常は台湾入国カードを登録します。
ただし、実際の要否は使用する旅券、入国資格、居留資格などによって変わります。外国籍でも、居留ビザ、外僑居留証(ARC)、台湾の外交部が発行した外交官身分証を所持する人は、公式案内で提出不要とされています。台湾に戸籍のない国民、香港・マカオ・中国大陸地区の旅行者には、所持する証明書や許可の種類に応じた別の扱いがあります。
TWACの提出が必要かどうかは、国籍だけでなく、今回の入国で使う旅券と在留・入国資格で確認します。ビザが不要な旅行でも、TWACが不要とは限りません。
台湾入国カードはいつから登録できる?
台湾入国カードは、台湾到着前7日以内にオンラインで提出できます。搭乗直前まで待たず、便名と宿泊先が確定したら早めに登録すると、入力内容を見直す時間を取りやすくなります。
提携する民間サービスを利用すれば、公式の受付開始前から日本語で必要情報を準備できます。内容を確認したうえで、提出可能な期間になってから代理で送信するため、直前に手続きを思い出す負担を減らせます。
提出期限は入国審査を受ける前です。未提出の場合は、空港または港で案内されるTWAC用QRコードから入力できる場合がありますが、到着前に済ませておくほうが手続きはスムーズです。
登録前に準備するもの
台湾入国カードの書き方で迷わないよう、次の情報を手元にそろえてから始めましょう。
- 今回の渡航で使用する有効なパスポート
- 確認コードと登録完了メールを受け取れるメールアドレス
- 電話番号と職業に関する情報
- 台湾へ到着する便名または船便番号
- 出発予定の便名または船便番号、出発予定日
- 渡航目的
- 台湾での宿泊先に関する情報
公式のTWACは無料です。民間の入力サポートを利用する場合に発生し得る料金は、当局への申告料ではなく、入力支援・情報確認などの任意サービスに対するものです。
台湾入国カードの登録方法:公式フォームを入力する手順
公式サイトでは日本語の案内を利用できます。ただし、氏名などの入力欄には指定された文字や形式を使用する必要があります。画面の説明を確認し、パスポートや予約情報と一致する内容を入力してください。
1. 「Submit Arrival Card」から開始する
公式TWACサイトで到着カードの提出画面を開き、注意事項を確認して開始します。入力の流れは、メール認証、旅行者情報、旅程情報、確認、完了の順です。
2. メールアドレスを認証する
最初に「Email Verification」でメールアドレスを入力し、「Send Verification Code」を選びます。届いた認証コードを入力して、メールアドレスの確認を完了します。登録後の電子書類もこのメールアドレスに送られるため、旅行中も確認できるアドレスを使ってください。
3. 旅行者情報とパスポート情報を入力する
「Traveler Information」では、各旅行者の情報を入力します。パスポートの顔写真ページをアップロードして情報を読み取らせる方法もありますが、自動入力された場合でも、氏名・生年月日・旅券番号などを必ずパスポート原本と照合してください。
氏名の英字入力欄では、パスポートの表記をそのまま使います。公式案内では「English name」欄は英字とスペースのみを受け付けるため、記号や日本語を混ぜないよう注意が必要です。職業で「Other」を選ぶ場合は、画面の指示に従い職種名も入力します。
4. 到着便・出発予定・宿泊先を入力する
「Itinerary」では、旅程を入力します。主な表示項目には「Expected Arrival Flight / Vessel Number(到着便・船便番号)」、「Intended Departure Flight / Vessel Number(出発予定便・船便番号)」、「Intended Departure Date(出発予定日)」、「Purpose of Visit(渡航目的)」があります。
宿泊先についても、画面で求められる情報を予約内容に基づいて入力します。親族訪問を選んだ場合は親族の氏名・携帯電話番号、その他の目的を選んだ場合は理由の入力が求められます。
5. 内容を確認して送信する
「Review」画面で、旅行者情報と旅程を一人ずつ見直します。修正があれば「Edit」で戻り、パスポート表記、到着便、宿泊先、日付を確認します。内容が正しいことを確認し、宣言への同意を選んで「Submit」すると送信されます。
6. 完了メールを保管する
送信後は登録完了画面が表示され、指定したメールアドレスに電子書類が送られます。メールは、後で内容を確認・修正するときにも役立つため、到着後まで保管してください。
子ども・家族・グループの台湾入国カードはどう入力する?
子どもを含む家族や団体でも、各旅行者の情報はそれぞれ必要です。公式プラットフォームでは、代表者が同行者分をまとめて入力でき、最大16人まで登録できます。
同じ旅程の同行者は、代表者と共通の旅程情報を利用できる場合があります。ただし、氏名やパスポート情報などは旅行者ごとに正確に確認してください。到着便が異なる場合は、それぞれの実際の便名を入力します。
送信済みのTWACを確認・修正する方法
送信済みの台湾入国カードは、登録完了メールに届く電子書類で確認できます。内容を修正する場合は、公式サイトの「Update Arrival Card」を利用します。到着カード番号、申請者の生年月日、国籍、画面に表示される認証コードなどを入力し、該当する登録情報を確認してください。
フライト、宿泊先、入力ミスなどを変更したら、内容を再確認して送信します。修正後は新しい電子書類がメールで送られるため、最新のメールを保管してください。入国審査前に修正が必要と分かった場合は、放置せず公式の修正手順で対応しましょう。
認証コードや完了メールが届かない場合
まず迷惑メール、広告・プロモーション用フォルダなどを確認します。公式フォームでも、無料メールサービスを使っていて認証メールが見当たらない場合は、別のメールアドレスを試すよう案内されています。
メールアドレスの入力ミスがあると、認証コードや完了通知を受け取れません。まず迷惑メールフォルダや登録時のアドレスを確認してください。完了メールが見当たらなくても、TWACの登録が正常に完了していれば、通常は確認メールの提示は不要です。登録が完了しているか不明な場合は、公式サイトや空港・港の案内で確認してください。
確認メールは印刷が必要?入国審査では何をする?
通常、確認メールや登録画面を印刷して提示する必要はありません。入国審査では、係員がパスポートを読み取ることでTWACの登録情報を確認できます。
ただし、必要に応じて確認メールの提示を求められることがあります。紙の印刷は必須ではありませんが、スマートフォンでメールを開けるようにしておくと安心です。パスポートは、TWACに入力したものを持参してください。
台湾入国カードの書き方で多い入力ミス
- パスポートと異なるローマ字氏名、旅券番号、生年月日を入力する
- 到着便ではなく、乗り継ぎ前の便や出発便を到着便欄に入力する
- 日付を予約内容と照合せずに選択する
- 宿泊先や出発予定の情報を古い予約のまま送信する
- 受信できないメールアドレス、またはスペルミスのあるメールアドレスを入力する
- 家族の情報を代表者の情報のまま送信してしまう
特に氏名・旅券番号・生年月日は、パスポートの顔写真ページを見ながら確認してください。自動読取を使った場合も、正確性は旅行者自身で確認する必要があります。
実際の旅行を想定した入力例
東京から台北へ週末旅行する場合
到着前7日以内に、使用する日本のパスポート、台北に到着する便名、帰国便の予定、ホテル情報を準備して入力します。ホテルの予約内容が確定してから登録し、送信前に予約確認書と便名を照合すると入力ミスを抑えられます。
親子4人で旅行する場合
代表者が家族分をまとめて入力できますが、子どもも一人ずつ旅行者として登録します。4人全員のパスポート情報を確認し、同じ便・同じ宿泊先なら、画面に表示される同行者向けの入力機能を利用できる場合があります。
便名やホテルが変わった場合
送信後に到着便や宿泊先が変わった場合は、入国審査前に「Update Arrival Card」で修正します。変更後の情報を送信したら、新しく届く電子書類を残し、以前の控えと混同しないようにしましょう。
入力に不安があるときの確認ポイント
TWACは台湾への入国許可やビザの代わりではありませんが、対象者にとっては到着前に必要な入国登録です。使用するパスポート、到着日、到着便、同行者ごとの情報を確認してから送信してください。
日本語で入力の流れを確認しながら準備したい場合は、任意の民間サポートで、入力項目の理解や送信前の情報確認を受ける方法もあります。これは当局の公式手続きではなく、入国許可や入国審査の通過を保証するものではありません。
