イギリスETA申請の前に確認したいこと

イギリスETA(Electronic Travel Authorisation)は、対象国籍の旅行者に必要となる渡航前の電子認証です。ビザそのものではなく、ETAを取得していても、英国到着時の入国審査で入国が保証されるわけではありません。

ETAが必要か、ビザに該当する事情があるかは、使用するパスポート、渡航目的、滞在予定などによって変わります。ETAとビザのどちらを確認すべきか迷う場合は、まずイギリス渡航にビザが必要かどうかをご確認ください。

イギリスETAの申請条件

ETAを申請できるかどうかは、主に申請時に使用するパスポートの国籍で決まります。短期の観光、親族・友人訪問、出張、短期留学などで英国へ渡航する対象者が想定されています。日本国籍者を含め、対象となる国籍であっても、渡航目的や過去の英国での入国・滞在状況によっては、ETAではなく別の手続きが必要になることがあります。

申請時には、渡航に使用する有効なパスポート、メールアドレス、支払い手段、申請者本人の顔写真が必要です。アプリを使う場合は、パスポートと顔をスマートフォンのカメラで読み取ります。オンライン申請では、パスポート写真と顔写真をアップロードします。

ETAは申請したパスポートに電子的に紐づきます。申請後に新しいパスポートへ切り替える場合、そのETAを新しいパスポートで使うことはできません。

イギリスETA申請方法:オンライン・アプリの手順

イギリスETA申請は、英国政府のUK ETAアプリまたはオンラインフォームで進めます。スマートフォンで問題なく操作できる場合はアプリ、アプリを利用できない場合や、本人がその場にいない代理申請ではオンライン申請が適しています。

  1. 使用するパスポートを準備する:英国への渡航に実際に使う原本のパスポートを用意します。
  2. 申請方法を選ぶ:UK ETAアプリで申請するか、オンラインフォームを使用します。
  3. パスポート情報と顔写真を登録する:アプリではパスポートの撮影・読み取りと顔のスキャンまたは撮影を行います。オンラインでは必要な画像を提出します。
  4. 質問に正確に回答する:住所、職業、保有する他国籍、犯罪歴などに関する質問に答えます。18歳未満の申請では、親権者の連絡先も必要です。
  5. 公式料金を支払う:内容を確認して申請を送信し、支払いを完了します。
  6. メールで結果を受け取る:ETAが認められたことを示すメールを受け取ってから渡航します。

イギリスETA必要書類・情報

  • パスポート:渡航に使うパスポート。アプリでは原本を読み取り、オンラインでは顔写真ページの画像が必要です。
  • 申請者の顔写真:規定に合う鮮明な写真を用意します。不適切な画像は遅延や申請不可の原因になり得ます。
  • メールアドレス:審査結果と16桁のETA参照番号を受け取るために使います。
  • 支払い手段:クレジットカード、デビットカード、Apple PayまたはGoogle Payなどを利用します。
  • 申請フォームの回答:住所、職業、他国籍、犯罪歴に関する質問には、パスポートや実際の状況と一致する内容を入力します。

イギリスETA料金:公式費用と任意サポートの違い

イギリスETAの公式申請料金は20ポンドです。申請後は、ETAが認められなかった場合や入力内容を変更して再申請する場合も、公式料金は返金されません。

Go2entryによる申請サポートは、英国政府による公式申請とは別の任意サービスです。利用する場合は、公式料金とは別に民間サービスの利用料がかかることがあります。日本語フォームで入力を進め、送信前に情報を確認したい旅行者向けの選択肢であり、承認や入国を保証するものではありません。

イギリスETA審査時間:いつ申請すべき?

英国政府によると、ETAの審査結果は通常1日以内にメールで通知されますが、3営業日程度かかる場合もあります。審査状況によってはさらに時間がかかる可能性があるため、出発直前の申請は避けましょう。家族や同行者の申請結果が同時に届くとは限りません。

航空券の搭乗や出発直前に結果を待つ状況を避けるため、渡航日が決まったら余裕をもって申請しましょう。3営業日を過ぎても連絡がないときは、まず迷惑メールフォルダを確認します。別のウェブサイトやアプリを利用しても、英国政府の審査を早めることはできません。

ETAの有効期限と滞在できる期間は別です

イギリスETAの有効期限は、認可日から最長2年、または申請に使ったパスポートの有効期限までのいずれか早い日までです。有効なETAがある間は複数回渡航できます。

ただし、ETAが2年間有効でも、1回の訪問で無制限に滞在できるわけではありません。短期訪問では、原則として1回につき最長6か月の滞在を目的とする渡航に使われます。ETAの有効期間と、1回ごとの滞在可能期間を混同しないことが大切です。

ETAのステータス確認、更新、新しいパスポートへの対応

認可後は、オンラインの確認サービスでETAの有無と有効期限を確認できます。確認には、申請時に使用したパスポートが必要です。ETAはデジタルでパスポートに紐づくため、通常は認可書を印刷して提示する必要はありません。

パスポートの期限が切れた場合、パスポートを更新した場合、またはパスポート番号が変わった場合は、新しいETAを申請します。ETAの有効期限が切れた場合も、新規申請が必要です。申請後に氏名などの内容を変更する必要がある場合も、原則として改めて申請することになります。

子ども・家族・第三者のイギリスETA申請

赤ちゃんや子どもを含め、渡航する一人ひとりにETAが必要です。家族で旅行する場合でも、親のETAに子どもを追加する形式ではありません。

本人が同席していれば、UK ETAアプリで家族など別の人の申請を進められます。本人が同席していない場合は、オンラインで申請します。その際も、本人のパスポート写真と顔写真を用意し、各申請者の情報を正確に入力してください。

申請が通らない場合と入力ミスへの対処

顔写真やパスポート情報が規定に合わず、本人確認の要件を満たさない場合は、申請が受理されず、必要な情報を整えて再申請できることがあります。入力内容を送信前に確認し、パスポートの表記と一致させることが重要です。

一方、ETA申請が審査の結果、不許可(refused)となった場合は、単なる申請不備による却下(rejected)とは異なります。ETAの不許可に対する不服申立てはできず、引き続き英国への渡航を希望する場合は、適切なビザを申請する必要があります。犯罪歴や過去の英国での入国拒否歴がある場合は、申請前に条件を十分確認してください。

イギリスETA申請の具体例

ケース1:日本のパスポートでロンドンへ5日間の観光

使用する日本のパスポートがETAの対象で、短期観光という前提なら、渡航前にETAを申請します。パスポート、顔写真、メールアドレス、支払い手段を準備し、認可メールを受け取ってから出発します。認可されたETAは、そのパスポートが有効である限り最長2年間、複数回の渡航に利用できます。

ケース2:親が子どもの分も申請する家族旅行

親子4人で渡航する場合、4人全員に個別のETAが必要です。子どもの申請にもパスポートと顔写真が必要で、18歳未満は親権者の連絡先を入力します。同時に申請しても、結果メールが届く順番は異なることがあります。

ケース3:ETAを取得後にパスポートを更新した

ETAは古いパスポートには引き継がれません。新しいパスポートで渡航するなら、その新しいパスポートでETAを再申請します。航空券の予約情報だけを更新しても、ETAとの紐付けは変わりません。

申請前にGo2entryで確認できること

ETAが必要かどうか、どのパスポートを使うか、乗り継ぎや渡航目的が手続きに影響するかは、旅行内容によって異なります。Go2entryの無料シミュレーターでは、使用予定のパスポートと旅行条件に応じて、該当する可能性がある入国手続きを確認できます。