シンガポール電子入国カード(SG Arrival Card)とは?

SG Arrival Card(SGAC)は、シンガポール到着前に提出する電子式の到着申告と健康申告です。以前の紙の出入国カードに代わる仕組みで、外国人旅行者は入国審査の前に必要な情報をオンラインで申告します。

シンガポール電子入国カードはビザではありません。ビザが必要な国籍の方は、SGACとは別にビザの要件を満たす必要があります。また、SGACを送信しても入国が承認されたことにはならず、入国の可否や滞在許可は到着時の入国審査で判断されます。

入国後に外国人旅行者へ案内されるe-Passとも別のものです。SGACの受付確認は提出記録であり、e-Passは入国審査後に発行される電子的な滞在許可の案内です。e-Passには、認められた滞在日数や最終滞在可能日が表示されます。

シンガポール入国カードは日本人にも必要?

観光または商用目的で渡航する日本国籍者は通常、シンガポール入国ビザを事前に申請する必要はありません。ただし、ビザ免除とSG Arrival Cardの提出は別の手続きです。日本から訪問する旅行者も、原則として到着前にSGACと電子健康申告を提出します。

主な例外は、シンガポールで入国審査を受けずに乗り継ぐ、または乗り換える旅行者です。また、シンガポール市民、永住者および一定の長期パス保持者がウッドランズまたはトゥアスの陸路検問所から入国する場合にも例外があります。国籍、旅程、入国審査の有無によって判断が変わるため、乗り継ぎや複数の国籍を持つ方は実際の渡航条件を確認してください。

SG Arrival Cardはいつから提出できる?申請期限

SG Arrival Cardは、シンガポール到着日を含む3日以内に提出します。「到着の72時間前まで待つ」という意味ではなく、到着日を数える点が重要です。日本を出発する日ではなく、シンガポールへの到着日を基準にしてください。

提携する民間サービスを利用すれば、公式の受付開始前から日本語で必要情報を準備できます。内容を確認したうえで、提出可能な期間になってから代理で送信するため、直前に手続きを思い出す負担を減らせます。

  • 6月30日に到着する場合:6月28日から提出できます。
  • 12月10日に到着する場合:12月8日から提出できます。

早すぎる時期には提出できません。到着日やフライト予定を確定してから、対象期間内に申告するのが確実です。提出を忘れると、到着時の入国審査に遅れが生じたり、入国を認められなかったりする可能性があります。

シンガポール入国カードの申請に必要なもの

入力項目は旅行者の状況や申告画面によって異なりますが、開始前に次の情報を手元にそろえておくと進めやすくなります。

  • 有効なパスポート:氏名、国籍、生年月日、旅券番号などを正確に入力します。
  • 到着予定:シンガポールへの到着日と利用する交通手段に関する情報です。
  • 滞在予定:宿泊先またはシンガポール滞在中の住所に関する情報です。
  • 連絡先:確認メールを受け取れるメールアドレスを含みます。
  • 旅行情報:旅程に応じて求められる情報を確認します。
  • 健康申告に必要な情報:健康状態や旅行歴に関する質問には、事実に基づいて回答します。

パスポートの表記、到着日、メールアドレスの入力ミスは後の確認を難しくするため、送信直前に見直しましょう。

シンガポール電子入国カードの申請方法【手順別】

  1. パスポートと旅程を準備する:氏名、旅券番号、到着日、滞在先、連絡先を確認します。
  2. 公式の申告手段を選ぶ:SG Arrival Card e-ServiceまたはMyICAモバイルアプリを利用します。
  3. 旅行者区分を選択する:外国人旅行者として申告する場合は、画面上の案内に従って該当する区分を選びます。
  4. 個人情報とパスポート情報を入力する:パスポートのデータページと照合し、表記を正確に入力します。
  5. 到着・滞在情報を入力する:シンガポールへの到着日、交通手段、滞在先などを申告します。
  6. 電子健康申告を行う:表示される質問を読み、現在の状況に沿って回答します。
  7. 全項目を確認して送信する:特に氏名、旅券番号、到着日、メールアドレスを再確認します。
  8. 受付確認を保存する:送信が完了すると、登録したメールアドレスへ確認が送られます。e-ServiceではPDFを保存できる場合があります。

家族や同じ旅程のグループには、グループ申告を利用できる場合があります。ただし、各旅行者の情報は個別に正確に登録する必要があります。

公式手続きは自分で進められます。入力項目の整理や申告準備を進める際に支援を希望する場合は、公式申告とは別の任意サービスが利用できることがあります。

SG Arrival Cardの申請料金は無料?

ICAの公式e-ServiceまたはMyICAアプリで行うSG Arrival Cardの提出は無料です。政府に支払う提出手数料はありません。

SG Arrival Cardの提出は、ICAの公式サービスから無料で行えます。また、入力内容の確認や手続きの準備を希望する方は、民間の申請サポートサービスを利用することもできます。民間サービスには別途料金がかかる場合があり、シンガポール政府の公式サービスとは異なります。提供されるサポート内容と料金を確認して、自分に合った方法を選びましょう。

SG Arrival Cardを送信した後はどうなる?

送信が成功すると、申告時に登録したメールアドレスへ受付確認が送られます。ウェブサービスを利用した場合は、提出記録をPDFとして保存できることもあります。到着まで確認メールや記録を保管し、パスポート情報と対応する申告であることを確認してください。

ただし、受付確認は入国許可ではありません。シンガポール到着後、入国審査を通過した外国人旅行者には、滞在可能日数と最終滞在可能日を示すe-Passがメールで案内されます。SGACの確認メールとe-Passを混同しないようにしましょう。

シンガポール入国カードの入力を間違えた場合

送信後に健康状態が変わった場合は、公式SG Arrival Card e-Serviceの「Update SGAC」機能を使って健康申告を更新する必要があります。健康申告は事実に基づいて最新の状態を反映させてください。

氏名、パスポート番号、到着日、滞在先などに誤りがある場合は、渡航前に申告内容を確認してください。公式サービスで修正できる項目や手続き方法を確認し、対応できない場合はICAの案内に従いましょう。パスポートの更新や旅行日程の変更があった場合も、現在の渡航情報と申告内容が一致していることが重要です。

入力前にパスポート情報と旅程を照合すると、こうした訂正の手間を減らせます。申告内容の確認を含む任意の準備サポートを利用する場合でも、最終的に提出する情報が正確であることを旅行者自身が確認する必要があります。

SG Arrival Cardの申請でよくある間違い

  • 提出可能期間より早く申請する:到着日を含む3日以内になるまで待つ必要があります。
  • 日本出発日を基準にする:基準となるのはシンガポールへの到着日です。
  • パスポート番号や氏名を誤入力する:旅券のデータページを見ながら入力します。
  • メールアドレスを誤る:受付確認や入国後のe-Pass案内を受け取れないおそれがあります。
  • 健康申告を後回しにする:SGACの一部として、到着前に申告します。
  • 受付確認をビザと誤解する:SGACはビザではなく、提出確認は入国許可でもありません。
  • SGACで滞在日数が決まると考える:実際の滞在許可は、入国後に案内されるe-Passで確認します。

家族や子どものSG Arrival Cardはどうする?

シンガポールに入国する子どもを含め、対象となる旅行者ごとに正確な情報の申告が必要です。家族や同じ旅程のグループはグループ申告を利用できる場合がありますが、1人分の情報だけで家族全員が自動的に申告済みになるわけではありません。

子どものパスポート情報、到着日、滞在先、連絡先を確認し、同行者の情報と混同しないように入力してください。年齢にかかわらず、個別に発行された有効な渡航書類が必要です。

シンガポール乗り継ぎでも入国カードは必要?

シンガポールで乗り継ぐだけで、入国審査を受けない場合は、SG Arrival Cardの提出は原則不要です。一方、乗り継ぎ中に入国審査を受ける場合は、SGACの提出が必要になる可能性があります。

受託手荷物の受け取り、空港の乗り継ぎ区域の外への移動、別切り航空券の利用などで入国審査が必要になるかは、航空会社と予約内容によって異なります。自己判断せず、出発前に航空会社へ確認してください。

シンガポール到着前の最終チェックリスト

  • 到着日:シンガポール到着日を基準に、提出可能期間内か確認する。
  • パスポート:申告した氏名・旅券番号が実際のパスポートと一致しているか確認する。
  • SG Arrival Card:電子健康申告を含めて到着前に送信する。
  • 確認メール:受付確認を受信し、必要に応じて保存する。
  • 変更事項:健康状態や旅行情報に変更があれば、公式案内に従って更新する。
  • 入国後:e-Passで認められた滞在日数と最終滞在可能日を確認する。