韓国のe-Arrival Card(電子入国申告書)とは?
韓国のe-Arrival Cardは、入国時に必要となる場合がある入国申告書を、渡航前にオンラインで提出できる仕組みです。パスポート情報、到着日、便名、韓国内の滞在先、入国目的、出国予定日などを申告します。
電子入国申告書を有効な状態で提出している場合、同じ入国について紙の入国申告書を重ねて記入する必要はありません。電子版と紙の申告書は、入国申告書として同じ役割を持ちます。
e-Arrival Cardは入国情報を申告する手続きです。ビザやK-ETAとは別の制度であり、どの手続きが必要かは、使用するパスポート、ビザ、K-ETA、在留資格などによって異なります。
韓国のe-Arrival Cardは誰が提出する必要がある?
e-Arrival Cardの対象かどうかは、国籍だけで一律には決まりません。実際に使用するパスポート、韓国ビザの有無、K-ETAの有効性、韓国の在留カードの所持状況、入国目的などを確認する必要があります。
一般に、韓国の有効なビザで入国する外国人や、K-ETAが免除されているものの入国申告の対象となる旅行者は、電子入国申告書の提出対象となることがあります。一方、韓国国民、有効な韓国の在留カード・永住証・国内居所申告証の所持者、有効なK-ETAで入国する人などは、通常は申告対象から除かれます。
K-ETAの申請が免除されていても、電子入国申告書の提出まで免除されるとは限りません。 また、K-ETAを所持していても、ビザを使用して入国する場合は電子入国申告書が必要となる扱いです。出発前に公式の対象者確認機能で、ご自身の条件に当てはめて確認しましょう。
e-Arrival Cardはいつから提出できる?有効期限は?
電子入国申告書は、韓国到着日の3日前から韓国標準時を基準に提出できます。提出できる日付は、公式ポータルで表示される到着予定日を確認して選ぶのが確実です。
e-Arrival Cardは、提出から72時間が経過するか、韓国で入国審査を終えた時点で効力を失います。提出できる期間(到着3日前から)と、提出後の有効期間(72時間)は異なるため、混同しないようにしましょう。再入国時に申告対象となる場合は、あらためて提出が必要です。
e-Arrival Cardの提出に必要な書類・情報
入力を始める前に、次の情報を準備しておくと手続きが進めやすくなります。
- 有効なパスポート
- 利用できるメールアドレス
- 入国予定日と到着便名、または利用する交通手段の情報
- 韓国での滞在先住所
- 入国目的
- 出国予定日
- 出国便名(入力は任意とされる場合があります)
- 状況に応じてポータルが求める追加情報
入力する氏名、生年月日、国籍、パスポート番号、有効期限は、実際に入国時に使用するパスポートの記載と一致させてください。
韓国e-Arrival Cardの書き方【5つの手順】
ステップ1:公式ポータルでメールアドレスを登録する
韓国政府のe-Arrival Card公式ポータルを開き、個人情報の収集・利用に関する条件を確認したうえで同意します。申告者本人、または代表者のメールアドレスを入力し、必要に応じて認証コードによる確認を行います。
複数人をまとめて申告する場合も、代表者がメールアドレスを入力して進めます。ただし、14歳以下の人は代表申告者にはなれません。これは子どもの申告自体ができないという意味ではなく、手続きを行う代表者には別の条件があるということです。
ステップ2:パスポート情報を入力する
パスポートの顔写真ページを撮影またはアップロードして情報を読み取らせる方法と、必要事項を手入力する方法があります。読み取り結果に誤りがないかを必ず確認してください。
- 氏名
- 生年月日
- 国籍
- パスポート番号
- パスポートの有効期限
旧パスポートの情報や、予約時に使ったパスポート情報をそのまま転記しないよう注意が必要です。韓国入国に使用する有効なパスポートと一致していることが重要です。
ステップ3:渡航情報と滞在先を入力する
到着予定日、到着便名、入国目的、滞在先、出国予定日などを入力します。職業などの追加情報を求められることもあります。韓国の有効なビザを持つ場合、滞在先や連絡先に関するビザ情報を参照できる場合があります。
便名や宿泊先は、航空券や宿泊予約の内容を確認しながら入力すると、記載違いを抑えやすくなります。滞在中に複数の宿泊先を利用する場合は、ポータル上で求められる形式に従って入力してください。
ステップ4:入力内容を確認する
提出前に、以下の項目をもう一度見直しましょう。
- 氏名・生年月日・国籍
- パスポート番号と有効期限
- 到着日・出国予定日・便名
- 滞在先住所と入国目的
- 確認メールを受け取れるメールアドレス
内容がパスポートや実際の旅程と異なる場合は、提出前に修正します。特に到着日とパスポート番号は、入国時の照合に関わるため慎重に確認しましょう。
ステップ5:申告書を提出して確認情報を保存する
内容を確認したら申告書を提出します。提出後は発給番号が表示され、登録したメールアドレスにも提出情報が送られます。申告内容はPDFとして保存または印刷できます。
印刷は必須ではありませんが、発給番号や確認メールをすぐ確認できるようにしておくと便利です。端末変更や通信トラブルに備え、PDFまたはメールを保存しておくとよいでしょう。
e-Arrival Cardの提出確認方法
提出後は、登録したメールアドレスに届く情報と発給番号で確認できます。公式ポータルの照会・修正機能では、発給番号またはメール認証を用いて申告内容を確認できます。
申告内容のPDFを保存しておけば、提出した情報を見直す際にも役立ちます。メールが見当たらない場合は、迷惑メールフォルダも確認し、ポータルの照会機能を利用してください。
提出後にe-Arrival Cardの内容を変更できる?
入国審査前であれば、入国目的、滞在情報、出国予定日などに変更が生じた場合、公式ポータルの照会・修正機能から変更できる場合があります。すべての項目を自由に変更できるわけではないため、画面上の案内に従ってください。
到着日の修正は、最初の申告日から3日以内という制限があります。申告書が失効した場合や、ポータル上で修正できない場合は、公式案内を確認して必要な対応を判断しましょう。
家族やグループでe-Arrival Cardを提出する方法
少人数の家族や同行者であれば、個人・少人数用の手続きで1人から9人まで申告できます。この方法はパソコンのほか、モバイルブラウザでも利用できます。
団体申告は2人から1,000人までを対象とし、共通の渡航情報をまとめて入力した後、各旅行者のパスポート情報を登録する形式です。団体申告はパソコンでのみ利用でき、スマートフォンからは利用できません。人数にかかわらず、各旅行者の情報は正確に入力する必要があります。
韓国e-Arrival Cardの申請費用はいくら?
韓国政府の公式ポータルから旅行者自身で行うe-Arrival Cardの申告は無料です。対象となる場合は、公式ポータルを利用して自分で手続きを進められます。
一方で、民間の任意サポートを利用する場合は、案内、入力補助、パスポート情報や渡航情報の確認などのサービス内容に応じた費用がかかることがあります。こうした費用は韓国政府に支払う公的な手数料ではなく、民間サービスに対する料金です。
電子入国申告書と紙の入国申告書の違い
紙の入国申告書は、到着後に記入する従来の申告方法です。e-Arrival Cardは、その申告をオンラインで事前に行えるようにしたものです。
電子入国申告書を有効に提出している場合、同じ入国について紙の入国申告書を追加で記入する必要はありません。オンラインで事前に入力したい人はe-Arrival Cardを、電子申告を利用しない場合は状況に応じて紙の申告書を利用します。
e-Arrival Card・ビザ・K-ETAの違い
e-Arrival Card
韓国への入国に関する情報を申告するための手続きです。対象者は、オンラインで入国申告書を提出できます。
ビザ
渡航目的や滞在条件に応じて必要となる査証です。ビザの有無や種類は、e-Arrival Cardの対象判定にも関係します。
K-ETA
対象となるビザ免除渡航者に適用される電子渡航認証です。有効なK-ETAで入国する人は通常、e-Arrival Cardの提出対象から除かれますが、K-ETAを所持していてもビザで入国する場合は扱いが異なります。
韓国への渡航にビザやK-ETAが必要かどうか分からない場合は、韓国のビザ・入国条件ガイドも確認しておきましょう。最終的には、使用するパスポート、渡航目的、滞在資格、入国時に使う書類を基準に個別に確認することが大切です。
